S字旋回:While practicing S-turns

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ここでは、FAA自家用操縦士学科試験問題の中から、質問の多い問題を解説しています。

今回は、エアーワーク(空中操作)の問題です。

例題

222. PLT219 PVT
(Refer to figure provided.) While practicing S-turns, a consistently smaller half-circle is made on one side of the road than on the other, and this turn is not completed before crossing the road or reference line. This would most likely occur in turn
A) 1-2-3 because the bank is decreased too rapidly during the latter part of the turn.
B) 4-5-6 because the bank is increased too rapidly during the early part of the turn.
C) 4-5-6 because the bank is increased too slowly during the latter part of the turn.

 

 

222. PLT219b PVT
(図 67.)S字旋回の練習を行うとき、片側の半円が他方より小さくなり、道または基準線を過ぎても旋回が完了しない状態になりやすいのは次のどの場合か
A) 1-2-3 の旋回。旋回後半のバンク角減少が早すぎた場合
B) 4-5-6 の旋回。旋回前半のバンク角増加が早すぎた場合
C) 4-5-6 の旋回。旋回後半のバンク角増加が遅すぎた場合

 

考え方

S字旋回の練習は、道路などの地上目標を中心線にして実施します。問題のように風が中心線に対して直角に吹いている場合、無風時と同じように操縦を行うと、風上側の半円が小さく、風下側の半円が大きくなってしまいます。

これは、機体が風によって風下側に流されてしまうためで、地上軌跡がきれいなS字になるようにするには、位置によってバンク角を増減したり、バンクを取るタイミングを変える必要があります。

s_turns
s_turns

そこで、上図のように機体が追い風になっているときのバンク角を大きく(バンクを取るタイミングを早く)、機体が向い風になっているときのバンク角を小さく(バンクを取るタイミングを遅く)します。

上図の3-4-5の旋回は、センターラインよりも風上側の半円なので、無風時よりも半円が小さくなりがちです。そこで、機体が向い風になっている図の3の位置でバンク角を小さく(バンクを始めるタイミングを遅く)しなければなりません。

 

解答

正解は、B) 4-5-6 の旋回。旋回前半のバンク角増加が早すぎた場合。

 

上図において、
バンク角を大きくする(タイミングを早くする)・・・1と6
バンク角を小さくする(タイミングを遅くする)・・・3と4
中間のバンク角にする・・・2と5

 

 

まとめ

このような問題は、英文の意味が分かれば比較的容易に理解できるのではないでしょうか。
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